土台となるHypervisor(ESXi6.0)のインストール

概要

本稿のvSphere6.0検証環境は、ネストされたESXi(Nested ESXi)構成で構築します。

まず土台となるHypervisorをインストールします。

手順

ESXiインストーラの入手

今回インストールを行う対象のサーバはHP ProLiant ML350eですので、HPカスタマイズ版のESXiインストーラを使用します。

以下のサイトからHPサーバ用のESXiインストーラをダウンロードします。

Download HP Custom Image for ESXi 6.0.0 GA Install CD

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Name: VMware-ESXi-6.0.0-2494585-HP-600.9.3.30.2-Jun2015.iso
Release Date: 2015-07-15
Build Number: 2494585-600.9.3.30.2
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入手したISOイメージを焼いたCDをML350eにセットして電源を入れます。
ESXi6.0.0のインストールウィザードが起動します。

HPカスタマイズ版ESXi6.0.0のインストール

自動でESXi6.0.0インストーラがBootします。

Welcomeメッセージが表示されます。
Enterを押して進めます。

ローカルのストレージ(本例では500GB SSD)を指定します。

事前に何度かインストールを試していたため、SSDにESXiとVMFSが残っており、上書きすべきか聞かれました。
今回、まっさらにインストールし直すので
「 Install ESXi, overwrite VMFS datastore 」を選択します。

キーボードレイアウトは「 Japanese 」を選択します。

rootパスワードを指定します。

F11キーを押してインストールを開始します。

インストールが完了します。

使用したインストーラはHPカスタマイズ版なのですが、含まれているドライバー類が違うだけなので、インストールウィザードの画面遷移は上記の通り、通常版と全く同じものでした。

再起動が完了します。
この時点では
ホスト名:localhost
IPアドレス:DHCP
ですので、変更を行います。

F2キーでログインします。

「 Configure Management Network 」を選択します。

管理用NICはvmnic0のままで変更しません。

Vlanタグも使用しないので変更しません。

管理用VMkernelポートに静的IPアドレスを指定します。
本例では192.168.1.11/24を指定しています。

IPv6は使用しないので
「 Disable IPv6 」
に変更します。

DNS設定は以下の通り。
Primary:192.168.1.21(宅内ドメインコントローラ)
Secondary:8.8.8.8 (GoogleのPublic DNS)
Hostname:ml350e

DNSサフィックスは宅内Active Directoryのドメイン「 kowloonet.local 」を指定しました。

設定を適用するため、再起動します。

指定したホスト名、静的IPアドレスで起動します。

vSphere ClientでESXiにログインします。

最初期状態のリソース消費量は以下の通りでした。
CPU:50MHz前後
メモリ:2.5GB前後

初期状態では評価モードのため、フル機能が使用可能です。
ライセンスを何も設定せずに60日経過すると、仮想マシンが起動できなくなります。

評価用ライセンスを投入します。

有効期限が無期限となりましたが、利用できる機能はほぼ無くなりました。

土台のHypervisorは「 仮想マシンの起動 」さえできればよいので、これで特に不都合ありません。
(ライセンスが必要な難しいことをやらせるのは、土台の上で稼働するNested ESXi達です)

ESXiホストの初期設定

初期状態ではNTPの設定がされていません。

構成 > 時間の構成 > プロパティ を開きます。

NTPサーバとして以下を指定しました。

ntp.nict.jp   (日本標準時プロジェクト 公開NTP
ntp.jst.mfeed.ad.jp (インターネットマルチフィード時刻情報提供サービス

ESXiを再起動してもNTPサービスが再起動するよう、
「 ホストに連動して開始および停止 」
にチェックを入れます。

DNS設定はローカルのコンソール画面で設定したとおりで、変更はありません。

認証はローカル認証のままで変更ありません。
管理作業時はローカルの「 root 」アカウントのみ使用します。

ネットワーク構成はデフォルトで生成された「 vSwitch0 」にVMkernelポートが接続されています。
特に変更しません。

以下は状態確認です。

データストアは469.50GB中468.55GBが空き

CPUはIntel Xeon E5-2403 を2基搭載。
4コアでハイパースレッド未対応のため、合計8論理プロセッサ。
CPUがサチったら良いものに買い換えます。

メモリは72GB搭載。
4GB×6枚、8GB×6枚の混在構成で全スロットが埋まってます。

構成 > 健全性ステータスの全画面を取得。
今のところエラーはありません。

以上で土台となるHypervisorのインストールと初期設定は完了です。